テーマ:映画

ジョーカー

2019年10月9日 『ジョーカー』 トッド・フィリップス監督 Joker 2019年 米 2時間02分 109シネマズ川崎 「弱者」ではなく、ここでは「笑い者」と呼ぼう。 「笑い者」とは、実は「笑われる者」だ。 では、「笑い者」を笑うのは誰だ? ここにはいくつもの種類の笑いが登場する。 これは、「…
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宮本から君へ/エイス・グレード/ある船頭の話/見えない目撃者/天気の子/アンナ

2019年9月29日~10月6日 ウソと痛さとみずみずしさについて。 『宮本から君へ』 真利子哲也監督 2019年 日本 2時間9分 角川シネマ有楽町 宮本(池松)、ダサくてダサくて、チョーかっけーーー‼️ クッサすぎるセリフの中に、ガチでふるえる言葉がいくつもあったぞ。 大声張り上げたオーバーアクション…
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サタンタンゴ/沖縄列島/アイム・ノット・ゼア

2019年9月16日~23日 モノクロばかり見て、目を白黒。 『サタンタンゴ』 タル・ベーラ監督 Satantango 1994年 ハンガリー・独・スイス 7時間18分 イメージフォーラム どんなに雨が降っても傘をささない人たちが、無闇矢鱈と濡れている。 一か所も舗装されてない泥道をどこまでもぬかる…
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おしえて!ドクター・ルース/ザ・パシフィック

2019年9月11日~16日 『おしえて! ドクター・ルース』 ライアン・ホワイト監督 Ask Dr.Ruth 2019年 米 1時間40分 ドキュ 新宿ピカデリー 現在91歳の小さくて元気なおばあちゃんは、セックスの相談役。 アメリカで活躍してきた超人気者だというけど、僕は残念ながら知らなかった。 NYにいた…
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ドッグマン/聖なる泉の少女/火口のふたり

2019年9月1日~8日 今年いちばんの殺伐と静謐と猥褻と。 『ドッグマン』 マッテオ・ガローネ監督 Dogman 2018年 伊・仏 1時間43分 ヒューマントラストシネマ渋谷 得体が知れない。 迫力だけでグイグイ押し込んでくる。 「この映画がスゴイ!」と叫ばれるタイプ。 このマッシヴな圧力をどっ…
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カメジロー2/ひろしま

2019年8月24~31日 『米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』 佐古忠彦監督 2019年 日本 2時間8分 ドキュメンタリー ユーロスペース ◆カメジローのいた沖縄◆ 沖縄にカメジローあり。 カメジローなくして沖縄の自治なし。 「不屈」 という言葉を体現している強い志のウチナンチュ…
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熱帯魚/ラブゴーゴー/永遠に僕のもの

台湾映画といえば、いまや胸キュン青春ドラマのメッカ。 その流れの先駆け的存在と銘打たれているのが、チェン・ユーシュン監督なのだそうだ。 その90年代の代表作2作品がデジタル・リストアされ、このたび劇場公開された。 80年代から90年代半ばまでは、ホウ・シャオシェンやエドワード・ヤン、ツァイ・ミンリャンたちが「台湾ニューシネマ」…
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メランコリック/隣の影

2019年8月3~4日 ブラック・サマー、ひんやりサマー 『メランコリック』 田中征爾監督 2018年 日本 1時間54分 アップリンク渋谷 お風呂屋さんの雰囲気とは対極に、真夜中は殺人処理場。 宣材のグロっぽい写真とは掛け離れて、むしろゆるゆる温泉気分。 オタクでコミュ障の東大ニートかと思いきや…
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『軍旗はためく下に』

2019年8月3日 『軍旗はためく下に』 深作欣二監督 1972年 日本 1時間36分 新文芸坐 いわゆる戦争映画とは異なり、1971年から物語は始まる。 黒沢の『羅生門』つまり芥川の『藪の中』の手法。 内容はなんと『ゆきゆきて神軍』だった。 結城昌治の直木賞受賞作を深作欣二が熱望して映画化し、米アカデミー賞…
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よこがお/存在のない子供たち/沖縄/パラダイス・ネクスト/ゴールデン・リバー

2019年7月24日~8月1日 『よこがお』 深田晃司監督 2019年 日・仏 1時間51分 角川シネマ有楽町 筒井真理子の背後で、美容師・池松壮亮が髪をケアしている。 白のカットクロスを外し、代わりに黒のクロスを2重に着せる。 冒頭の美容室でのショットが、やけに奥行きが深く妖しい陰翳を感じさせる。 深田…
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花筐

2019年6月16日 『花筐 HANAGATAMI』 大林宣彦監督 2017年 日本 2時間49分 原作:檀一雄 脚本:大林宣彦、桂千穂 出演:窪塚俊介、矢作穂香、常盤貴子、満島真之介、長塚圭史、山崎紘菜、柄本時生、門脇麦、村田雄浩、ほか 蕨市民会館映画祭 『花筐』上映会&大林宣彦監督トークイベントに埼玉県蕨市まで…
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ペトラは静かに対峙する/ワイルドライフ/COLD WAR

2019年7月8日~21日 『ペトラは静かに対峙する』 ハイメ・ロサレス監督 Petra 2018年 スペイン・仏・デンマーク 1時間47分 新宿武蔵野館 僕は目撃した。 脚本というものの威力を。 ギリシャ悲劇のような確たるプロットが重層的に連鎖することで、打ちのめされることを。 時系列の組み立て方ひとつで、…
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アマンダと僕/ジョナサン/ガラスの城の約束

2019年6月21日~30日 『アマンダと僕』 ミカエル・アース監督 Amanda 2018年 仏 1時間47分 109シネマズ川崎 家族と死に別れる事件の、起きる前と起きたあと。 事件そのものはほとんど見せず。 つぶさに描くのはその前と後の気の遠くなるようなギャップ。 シチュエーションの落差。 関係性…
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新聞記者

2019年7月2日 『新聞記者』 藤井道人監督 2019年 日本 1時間53分 109シネマズ川崎 2019年上半期、『主戦場』につづいて、安倍サポーターを震撼させ反アベ市民を狂喜させる映画が話題沸騰しヒットしている。 なんせ松坂桃李である。 なんせ現政権真っ向勝負である。 なんせ参院選直前である。 周…
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ハウス・ジャック・ビルト/ベン・イズ・バック/僕はイエス様が嫌い

2019年6月5日~15日 『ハウス・ジャック・ビルト』 ラース・フォン・トリアー監督 The House That Jack Built 2018年 デンマーク・仏・独・スウェーデン 2時間32分 ヒューマントラストシネマ有楽町 こんな映画見ちゃいけない、こんな見ちゃいけない映画になんで初日から盛況なんだ。狂って…
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誰もがそれを知っている/聴説

2019年6月1~2日 『誰もがそれを知っている』 アスガー・ファルハディ監督 Todos lo saben (Everybody Knows) 2018年 スペイン・仏・伊 2時間13分 ヒューマントラストシネマ有楽町 スペインの片田舎に、遠方からの親類を迎え入れて大家族が集まるオープニング。 陽光きらめくなか…
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バイス/ドント・ウォーリー/アメリカン・アニマルズ

2019年5月18日~22日 アメリカ新作映画×3本 『バイス』 アダム・マッケイ監督 Vice 2018年 米 2時間12分 TOHOシネマズシャンテ いやあ、顔がドでかかったなあ。 ドアップのうえに、僕は最前列に座ってたからスクリーン全体を一目では見渡せず、顔がデカすぎて誰だか判別不能wwってこともしば…
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ショック・ドクトリン/青春神話

2019年4月28日 《憲法映画祭2019》より 『ショック・ドクトリン』 マット・ホワイトクロス、マイケル・ウィンターボトム 両監督 The Shock Doctrine 2009年 英 1時間22分 ドキュ 武蔵野公会堂 映画は、かつての精神科医たちが鬱病や“素行不良”の人々に対して電気ショックを与える実験や“治…
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あの頃、君を追いかけた/私の少女時代

いつのまにか、台湾胸キュン青春映画にハマっている。 同一作品の日本版リメイクが作られたって、興味ない。 台湾だからいい。 見ればツッコむ箇所は満載。 偶然過ぎる展開になにか? 30過ぎが高校生やってますけどなにか? ワンパターンだったらなにか? カワイイは最強じゃないですか? これって韓流ドラマにハマるおばさまたちと…
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幸福なラザロ/赤い雪/ママと娼婦

2019年5月1日~5日 『幸福なラザロ』 アリーチェ・ロルバケル監督 Lazzaro felice 2018年 伊 2時間7分 BUNKAMURA ル・シネマ 俳優志望ではない高校生アドリアーノ・タルディオーロを発掘したことで、この作品の9割がたは成功していると言っていいだろう。 演技経験がないまま主役に抜擢す…
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浜辺のゲーム/あの日々の話

若者たちのから騒ぎ2作。 キーになるのは、やはり間(マ)だ。 『浜辺のゲーム』 夏都愛未監督 2019年 日・タイ・マレーシア・韓国 1時間17分 名前のない初夏の海岸に打ち上げられる思いがけない漂着物たち。 身分不詳の外国人監督、あやしい日本人中年男性、純朴なタイ人男性、明るい韓国人カップル、真面目そうだが…
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主戦場

『主戦場』 ミキ・デザキ監督 Shusenjo: The Main Battleground of the Comfort Women Issue 2018年 米 2時間2分 イメージフォーラム 単独インタビューの集積であり、喋っている顔をドアップに映しているフッテージと資料映像の寄せ集めなのだけれど、これがただもんじゃない…
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魂のゆくえ/荒野にて/芳華/ザ・プレイス

2019年4月13日~17日 『魂のゆくえ』 ポール・シュレイダー監督 The First Reformed 2017年 米 1時間53分 シネマート新宿 世界は滝つぼに向かって静かに流れていく河のよう。 いずれ奈落へ落ちるのをわかっているのかいないのか、刹那の快楽に興じている人々。 滝つぼすらも自分のものだと…
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セメントの記憶/沈没家族/こどもしょくどう/ブラック・クランズマン/ワイルドツアー

2019年3月30日~4月7日 『セメントの記憶』 ジアード・クルスーム監督 Taste of Cement 2017年 独・レバノン・シリア・カタール・UAE 1時間28分 ドキュ ユーロスペース シリアからの大量の難民たちを受け入れるレバノン。 難民救済国ではあるが、自国も長年の内戦で破壊され尽くした。 レ…
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ローマ/ヨーゼフ・ボイスは挑発する/シンプル・フェイバー

2019年3月14日~3月28日 『ローマ』 アルフォンソ・キュアロン監督 ROMA 2018年 メキシコ・米 2時間15分 アップリンク渋谷 モノクロの画面に、大した事件も起こらずに過ぎてゆく日常。 有名俳優も出ず、会話も多くない。 劇伴音楽もない。 やけに環境音が耳に入る。 暗闇の中でそんな画面を見…
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ウトヤ島、7月22日/岬の兄妹

『ウトヤ島、7月22日』 エリック・ポッペ監督 Utoya 22. juli 2018年 ノルウェー 1時間37分 109シネマズ川崎 2011年3.11の追悼日に、2011年7.22ノルウェーの惨劇の再現を見た。 あれから8年たって、史上最悪の銃乱射事件は奇しくも2つの映画作品となって公開された。 ひとつは米の20…
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シスターフッド

『シスターフッド』 西原孝至監督 2019年 日本 1時間27分 渋谷アップリンク ジェンダーについての映画であっても、『恋とボルバキア』のようにLGBTQを対象にしたドキュメンタリーではない。 もっと広くゆるく、今の若い女性たちの「生きにくさ」や「自由」をテーマにしている。 はたと気がついた。 少し前に封切られた…
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ギルティ/ビールストリートの恋人たち/女王陛下のお気に入り/グリーンブック

2019年2月25~3月5日 『ギルティ』 グスタフ・モーラー監督 The Guilty 2018年 デンマーク 1時間28分 109シネマズ川崎 「ヤラレタ!」感では『カメラを止めるな!』に匹敵。 作品のクオリティ的にはそれ以上かも。 「コロンブスの卵」的な「目からウロコ」作品は、解説を許さない。 内容…
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ともしび、バーニング、金子文子、半世界、ファーストマン、21世紀の女の子

2019年2月10日~2月18日 『ともしび』 アンドレア・パラオロ監督 Hannah 2017年 仏・伊・ベルギー 1時間33分 シネスイッチ銀座 あれ? さっき夫婦でゆっくり食事したり電球つけ替えたりしてたのに、次のカットでは何気なく二人で刑務所を歩いている。 説明の極端な排除。 夫が急に収監されるのも「何…
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バハールの涙、夜明け、ジュリアン、バジュランギおじさん、サスペリア、蜘蛛の巣を払う女、他

2019年1月16日~2月5日 『バハールの涙』 エヴァ・ユッソン監督 Les filles du soleil 2018年 仏・ベルギー・グルジア・スイス 1時間51分 新宿ピカデリー バハールは一瞬たりとも笑わない。 深く打ちひしがれた悲しみと絶望。 ゆるぎない決意と覚悟を秘めた勇気。 そのふたつが同…
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